相続税実務に係る判例研究会
up2019年04月17日
皆さま、こんにちは。下記要領で相続税実務に係る判例研究会を開催します。
ご承知のとおり、平成25年度税制改正(相続税)により、平成27年1月から基礎控除額が下がっております。これに伴い、特に都市部では相続税申告や相続税相談も従来に比べて多くなっていると思います。
相続案件の内容は多岐にわたるため、豊富な知識と一つ一つの問題に対する慎重な判断が求められますが、慎重な判断を行う際には、裁判例や裁決事例を参照することも少なくありません。
そこで、今回は「相続税実務に係る判例研究会」と称して、相続専門の税理士法人に所属されていた風岡範哉先生を講師にお招きし、実務とのつながりを意識しながら「相続税事案の裁判例や裁決例の読み方」を一緒に勉強したいと思います。
現在も常時10~20件の相続税申告案件を抱えているという豊富な経験と昨年11月にご出版された著書をもとに、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
講師風岡範哉先生より
「 実務では法令通達を読んだだけでは判断しきれない点が頭を悩ませます。そこで、裁判例、裁決例を読み解くと、例えば、規定の趣旨から考えるとこの判断は妥当かどうか、是否認の事実認定のポイントはどこか‥そのヒントがあります。
また、税務調査の局面や申告書提出の局面で、税理士が行った判断が是認となるよう、説明書を提出すると効果的です。このようなとき、判決文を参考にすることでとても論理的な主張ができます。今回は、相続税の事案に基づき、判決書・裁決書を実務に活かせる読み方を解説したいと思います。」
新入会員の方々にもお勧めですので、是非この機会をお見逃しないよう、皆様のご参加をお待ちしております。
記
日 時:2019年5月23日(木) 18:30~20:45
場 所:東京税理士会館
講 師:税理士 風岡範哉(かざおか のりちか)先生
対 象:会員・準会員
参 加 費:500円(資料代) *新合格者は無料です。