相続税における名義預金の判断と税務調査の現場
up2023年06月19日
今回は、「相続税」がテーマです。皆様すでにご承知の通り、相続税については、平成27年1月からの基礎控除額引き下げに伴い、近年申告・相談案件は確実に増加傾向にあるようです。また令和5年度税制改正でも、相続時精算課税制度の見直しが行われるなど、申告・相談に際し注意しなければいけないポイントも増えてきています。
そうしたなか、今回は、相続税専門の税理士でいらっしゃる風岡先生をお招きし、「名義預金の判断と税務調査の現場」についてご講義いただくこととなりました。
【風岡先生のプロフィール】
<経歴>
2008年 税理士法人レガシィ
2015年 税理士法人チェスター
2017年 風岡範哉税理士事務所 代表
<主な著書等>
『新版 グレーゾーンから考える 相続・贈与税の土地適正評価の実務』〔2016年〕清文社
『シリーズ財産評価 土地の評価単位』〔2021年〕ぎょうせい
『相続税・贈与税 農地の納税猶予がスッキリわかる本』〔2022年〕税務経理協会
『税務調査でそこが問われる! 相続税・贈与税における 名義預金・名義株の税務判断』〔2015年〕清文社 その他著書、論文、講演・研究報告等多数。
<風岡先生より>
相続税申告で最も問題となる名義預金の判定は、夫の収入を原資とした専業主婦名義の預金、祖父母が積み立てた孫名義の預金などどの家庭にも考えられる論点です。前半では、名義預金や生前に引き出した資金の取扱いについて、後半では、実際の税務調査の問答を解説いたします。税務調査の場では様々な質問がありますが、例えば「被相続人から贈与を受けたことがありますか?」「被相続人の亡くなる前の病状はどうでしたか?」など、その回答はその後の結論に大きく影響します。これまでの経験や裁判例・裁決例に基づき、実務(申告書を作成する、及び、税務調査時に対応する)を行う上で活用できるように意識して紹介していきます。
記
◆ 日時 令和5年7月27日(木)18時45分~20時45分
◆ 会場 東京税理士会館 地下会議室
◆ 講師 税理士 風岡 範哉(かざおか のりちか)先生
◆ 会費 500円
◆ 対象 会員・準会員
◆ 形態 会場参加型のみ
(感染症等の蔓延及び荒天等により、急遽開催を中止等させて頂く場合がございます。最終的な開催の可否はHP又はメーリングリスト(t-az)にてお知らせ致しますので、各自ご確認をお願い致します。また、体調が優れない場合はご参加をご遠慮ください。)
◆ 事前申込制:申込方法は会員メーリングリストにて告知いたします。
研修終了後には、懇親会も予定しています。皆様のご参加を心よりお待ちしております。