租税特別措置法の効果測定 勉強会開催のお知らせ(講師:奥谷健先生)

研究部

 up2024年08月03日

梅雨が明け、これからいよいよ夏本番という季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、今年、東京青税は「租税特別措置法の効果測定」をテーマとして論文を作成し、来年夏に開催される全国青税シンポジウムにて発表することになりました。

我々が普段接することの多い中小企業者においても利用頻度の高い租税特別措置法ですが、どのような効果をもたらしているのか、又はもたらしていないのか。納税者にとってより良い制度にするための提言が税理士に求められているのではないでしょうか。

このたび、講師に広島修道大学法学部教授の「奥谷健先生」をお招きして、租税特別措置法の効果測定についての勉強会を開催することになりました。

租税特別措置と租税特別措置法の違いから、隠れた補助金、租税法律主義と租税公平主義など、シンポジウムのための勉強以外にも役に立つ講義をしていただく予定です。

日頃接することが多い租税特別措置法について、ぜひ一緒に研究、検討をしてみませんか?
皆様のご参加をお待ちしております!

日    時:令和6年8月29日(木)19:00~21:00
場    所:Zoomによるオンライン開催
ミーティングID: 814 1894 4342
パスコード: 897365
講    師:広島修道大学法学部教授(税法学) 奥谷 健(おくや たけし)先生
対    象:会員・準会員

○●奥谷健先生のプロフィール●○

立命館大学法学部、同大学院法学研究科を経て、2001年より島根大学法文学部講師、助教授、准教授。2011年より広島修道大学法学部准教授、2014年より現職。2019年3月博士(法学・立命館大学)。ドイツ・ミュンスター大学在外研究(2000.9~2001.2 2005.5~2005.8)

【主な研究テーマ】 市場所得概念の研究、相続税の課税方式、租税徴収手続における納税者の権利保護

【キーワード】 所得概念、市場所得説、応能負担原則 他

【所属学会】 租税法学会、日本税法学会、租税理論学会、租税訴訟学会、日本財政法学会 他

【著書・共著・論文】

・奥谷健『市場所得と応能負担原則―応能負担原則の二元的構成―』(成文堂、2018年)

・北野弘久編『現代税法講義[五訂版]』(法律文化社、2009年)

・三木義一編著『よくわかる税法入門[第18版]』(有斐閣、2024年)

・三木義一監修『新 実務家のための税務相談(会社法編・民法編)第2版』(有斐閣、2020年)

・増田英敏・林仲宣編集『はじめての租税法』(成文堂、2011年)

・「『納税者』の意義についての一考察」

北野弘久先生追悼論集刊行委員会編『納税者権理論の課題』(勁草書房、2012年)

・三木義一監修『税務争訟フォローアップ!税理士・春香の事件簿』(清文社、2015年) 他、多数

 

開催日  2024/08/29