租税法の連続基礎講座 第3回
up2019年01月31日
税理士は税法に関する専門家であるので、納税者の代理人として税務訴訟も視野に入れて業務を行わなければなりません。また、税理士は税務訴訟において補佐人として法廷に立ち、陳述をすることもできます。
では、「自分は税法に関する専門家ですから、出廷し陳述することができます。」と、自信をもって言えますか? また、税務調査の際、調査官は何をすることができ、何をすることができないのか、答えることができますか?
わたしたちが「税理士」という職業専門家として、自信を持って納税者の代理人となりうるためには、税理士試験の勉強では一切教わらない、「租税法の基礎理論」を学ぶ必要があります。
そこで、東京青年税理士連盟では、憲法論からの税法学体系書である『税法学原論第7版』(北野弘久先生著)をテキストにして、著者から直接指導を受けた日本大学教授で実務家としてもご活躍の阿部徳幸先生を講師にお招きし、租税法の連続基礎講座を開催いたします。
新合格者の方のご参加を心よりお待ちしております。
第3回からのご参加も歓迎です。
日 時 4月16日(火) 18:30~20:30
会 場 東京税理士会館会議室(東京都渋谷区千駄ヶ谷5-10-6)
内 容 「税務争訟の法理と税理士」
・不服申立ての納税者敗訴率は90%以上、税務訴訟では納税者はほとんど敗訴です。
なぜこれほど納税者は負けるのでしょうか。そしてほんとにこれほど納税者が負けているのでしょうか。
・不服申立てや訴訟に関する「仕組み」にも問題があるのではないでしょうか。
・税理士法改正により、税理士の業務に加わった出廷陳述権。
本来あるべき税理士の姿というものは、21世紀の税理士像とは、どういう姿なのでしょうか。
講 師 日本大学教授・税理士 (元東京青年税理士連盟会長)
阿部 徳幸 先生
参加費 500円(新合格者は無料です。)
*** 会場にて書籍の販売も行います ***
北野弘久 著「税法学原論〔第7版〕」勁草書房 ほか